小梅の部屋に入ると、部屋は小梅の匂いでいっぱいだった。


「2人っきりだとイジメがいもあるしな。それに、襲うことも…」


半分本気で言うと、小梅は顔を赤くした。

そんな小梅が可愛いくてつい抱きしめると、小梅は体を強ばらせた。


緊張しているのだろう、俺の腕から逃げようと小梅は腕の中で暴れたが、俺が「逃がさねえ。」と言うとピタリと動かなくなった。



しかししばらくすると、小梅は口を開いた。


「要……離してっちゃ~。」


腕の中で泣きそうになっている小梅を見て、俺は慌てて小梅を腕から解放した。