田舎姫と都会王子

「お前、お嬢様じゃないんだよな?言葉なまってるし、木に登ってるしな…。」


私がコクンと頷くと、男子は近づいてきた。


「俺は、平田 要だ。バラされたくなかったら小梅は俺の言いなりな。」


「なっ!」


―――グイッ!


「!!!?」


いきなり要に手を引っ張られたかと思うと、要と唇が重なった。