田舎姫と都会王子

その後、圭吾は何時ものようにニコッと笑い帰って行った。


「なあ理沙。」


「何?」


「もうそろそろしたら、お前の両親に挨拶したいんだが。」


俺がそう言うと理沙は顔を強ばらせた。


「駄目か?」


「駄目じゃないけど、私のお父さん頑固だから……」


「時間をかけて説得するさ。」


「わかったわ。じゃあ今度の休みの日で良い?」


「ああ。」


本当は、理沙との付き合いを認めてくれるか不安だが、俺は頷いた。