田舎姫と都会王子

「もしかして今の聞いてた?」


聞いてはいたが1番肝心だったところは聞いていない。


「少し………理沙。あいつと付き合うのか?」


俺がそう言うと理沙は、キョトンとした顔をした後クスクスと笑った。


「何がおかしい?」


「だって翔、何時もは強がりだし番長してるのに、今は顔赤くして弱々しい声で聞いてくるから何だか可笑しくて。」


「お前なあ。人が一生懸命聞いているのによ。」


「付き合わないよ。」


「えっ?」


「他に好きな人いるって言ったら、3年の先輩がすぐに諦めてくれたの。」