「今日はここに泊まらせてもらう。」


「えっ?」


「嫌か?」


「嫌じゃないけど、どうしたんっちゃ!?」

「小梅、とりあえずリビングに行かせてくれ。話するから。」


父にそう言われ私は頷きリビングに向かった。


「要どういう事っちゃ?」


リビングのソファーに座り私がそう聞くと要はニッと笑った。


「親父に認めてもらったんだよ。」


「えっ!お父さん、要を認めてくれたんっちゃ?」


「要が昔の俺と同じ事を言ってな…。まるで昔の自分を見ているようだった。」


父がそう言うと母がお茶を持ってテーブルに並べてくれた。