田舎姫と都会王子

「なら頑張って親父さんを説得することだな。」


「わかってる。」


「そっか。なら早く家に帰って夕飯にするぞ。今日はカレーだ。」


「福神漬けは?」


「…忘れてた。」


「福神漬け忘れるなよ!」


「福神漬け無くても良いだろ?」


「ダメだ!!」


「我慢しろ。スーパー遠いんだから。」


兄貴とああだこうだ話をしながら俺達は家に帰った。