何なんだあの親父…


いきなり殴り飛ばされて正直驚いた。


喧嘩はよくしたが殴り飛ばされたのは初めてだった。


小梅の親父じゃなかったら殴り返すところだが……。


「要、顔が怖いぞ。」


兄貴に声をかけられ俺はハッとして兄貴を見た。


「小梅の親父、何で兄貴と仲良いんだ?俺と態度が全然違かったぞ…」


「小さい時に小梅と遊んであげてたから、親父さんも気を許してくれてるんだよ。」

小さい時から兄貴が小梅を知っていて、しかも小梅の親父と仲が良いと思うと胸がムカムカした。