「えっ?」


昨日入学したばかりなのに、1日でそんな噂が広がったと思うと、都会は凄いと思った。


「薫…小梅はお嬢様じゃ……」

「ゆ・き・の?」


『言わないで!』と雪乃に目線を送ると、雪乃はわかったらしく頷いて黙った。


「何?小梅がどうかしたの?」

「何でもないよ!」


薫が首を傾げているなか、雪乃は笑顔をつくり首を振った。


その後、時間が経つにつれ教室にはクラスメートが入ってきて、沢山の人が居た。