田舎姫と都会王子

「うん!」


私がそう言うとドアをノックする音が聞こえた。


「小梅、お父さんが要に殴ったこと謝りたいからリビングに来いですって。」


「お父さんが?」


さっきまでカンカンだったお父さんがいきなり要に謝るなんてどう考えてもおかしい。


「小梅、行くか。逃げてても何も始まらねえしな。」


「お父さん、また殴るかもよ?」


「今度は避ける。ほらリビング行くぞ。」

要にそう言われ私達はリビングに向かった。