一週間が経ち、私達は実家に向かった。


「あら、小梅お帰りなさい。雪乃ちゃんも!あら?」


家に着き母がドアを開けると、母は固まった。


「初めまして。平田 要です。今小梅さんとお付き合いさせてもらっています。」


「ちょっと要!」


会って早々言われると思っていなかった私は、要の口を手で押さえた。


母は、私達の様子を見て呆然としている。