田舎姫と都会王子

「此処に入るの?」


「此処に入らなくてどうするんだよ?」


確かにそうだが…


「だって…。中メッチャ暗いっちゃ!」


「何だ?小梅は弱虫か?」


「怖くないっちゃ!……ぁ」


つい要の挑発に乗り、また強気になってしまった。


「なら大丈夫だな。入るぞ。」

要にそう言われ、私は無理やりお化け屋敷に入れられた。