体育館に移動すると私はまた、具合が悪くなった。


体育館は、生徒でギュウギュウだから…


「有り得ない……」


「本当に凄いね~この学校!」

私が顔を青くしている中、雪乃は呑気に辺りをキョロキョロしている。


「新入生の挨拶。雪代 小梅。」


先生に呼ばれ私はステージに上がった。


(人多すぎる~!!)


目の前には、多くの生徒。




「木々たちが青い芽を生やし暖かくなったこの頃……」


なんとか言い終わり、自分の席に戻ると、心臓が飛び出すんじゃないか?ってくらい鳴っていた。



その後、無事に入学式が終わり教室に戻った。