「秀樹!お前私と小梅を引き裂くとは良い度胸だな?」


「えっ?俺悪くないでしょ!!」

会長が拳を作っているのを見て秀樹は慌てて手を振った。


「会長、それくらいにしたら?今回は秀樹は悪くないよ。」


庵がそう言うと、会長はピタリと止まった。


「会長、庵には弱いのよ。」


桃子は、私にコッソリそう言うと微笑んだ。