田舎姫と都会王子

「何をだ?」


「もう泣かないって、小さい時夏に遊びに来た男の子と約束したんちゃ。」


小さい頃は、泣き虫で毎日オドオドしながら下を向いて歩いてた。


でも夏に来た男の子に会ってから私は変わった。


「小さい時に会った男の子に、『泣いてたら幸せ逃げるよ。笑う角には福が来る!だから笑って。』そう言われたっちゃ。」

それから私は少しずつ笑う数が増え上を向いて歩けるようになった。