「小梅、あの人!」


雪乃も驚いたらしく私の顔を見てきた。


「拓にいだよね……」


小さい時に遊んでもらってた、お兄ちゃん。


中学を卒業するとともに、都会の学校に通い先生になった事は聞いていた。


でもまさか、自分のクラスの担任になるなんて思ってもいなかった。