「要、此処……」


「ああ、レストランだ。」


そんなの見ればわかる。


「何でレストランっちゃ?」


「女って甘い物が好きなんだろ?此処のパフェが上手いって有名だからさ、お前に食べさせたくて。」


そう言いながら、要の顔が少しずつ赤くなっていく。


「あんま、見んな!ほら入るぞ!」


私がジッと見ていると、要は顔を隠すようにレストランの中へと入って行った。