田舎姫と都会王子

「毎年多くのカップルが出来るよ。毎年少なくとも1組は、将来結婚するって言うし。」


「そんなに凄いんですか!?」


「告白出来ないのは、言うタイミングが無いからで、タイミングを作ってやればカップルも増えるんだよ。」


「会長、会議始めましょ。帰りが遅れるわ。」


桃子は、そう言って机の上に有った資料を手に取った。


「そうだな。では、今年はラブゲームで何にをするかだ。去年はクジでペアを決めてお化け屋敷だったが。今年は、もう少し変わった事がしたいな。」