田舎姫と都会王子

「会長は何処に行ったんですか?」


「多分、俺のレインボージュースの材料取りに行ったんだよ。姫は、レインボージュース飲まないように気をつけてね。」


「あの…何で姫と呼ぶんですか?」


秀樹は、初めて会った時から私を姫と呼んでいる。


「だって、容姿端麗のお嬢様でしょ?噂以上に可愛くてビックリしたけど。」


秀樹は、そう言って私の頭をポンポンと撫でた。


「秀樹先輩、それくらいにしてもらえませんか?」


要は、そう言って秀樹の腕を掴んだ。