田舎姫と都会王子

「あっ。ももこ~間に合ったんだね。」


「会長、いきなり呼び出してどうしたの?」


「新しく生徒会に入る2人に自己紹介をしようと思ってさ。」

「自己紹介?」


女子は、今私達の存在に気づいた様でチラッと私達を見た。


「それより、秀樹はまだか?あと1分で5分経つな。」


会長はそう言いながら楽しそうに時計を見ている。