田舎姫と都会王子

「ごめんね。あまりにも可愛いから。」


女の人は、そう言ってフワッと笑った。


(この人めっちゃ綺麗…)


髪はストレートのロングで茶髪でクッキリした顔立ちをしている。


「生徒会に入りたいんだよね?助かる~。1年生誰も入らなくて困ってたんだ。」


「会長、生徒会に入るならみんな呼ばないと。自己紹介とか必要でしょ?」


さっきの男の人がそう言うと、会長はポンと手を叩いた。


「そうだな。ちょっと待っててね。」


会長は、そう言って私達に笑顔を向けると、教室を出て行った。