ユウヤはひかるの手首をつかんで、そのままベッドに押し倒しました。
「いや、やめて!そういうことしないって約束は!」
「約束だって?お互いを知る約束が先なはずだよ。
いちばん早く、お互いを知る方法じゃないのかな?」
「そんなぁ。・・・でも私はあなたなんて愛してないわ。
あなただって知ってるはず・・・」
「3ヶ月で愛に到達するには、子どもじみた付き合いでは無理だろ。
それに、もう君は僕のものになるというのに、どう?
誰も助けになんて来ないじゃないか。
愛してるだのなんだの言っても、ほったらかしにしているのは捨てたも同然だ。」
「うっ・・・((さっきいっしょに帰っていれば・・・。千裕様、ごめんなさい。))
いや・・・やめ・・・。うぐっ」
「ひかるの唇はかわいいけど、その他のとこもキスしたいな・・・。」
「やってみろよ。おまえの頭がふっとぶぞ!」
ユウヤの後ろに金髪に緑色のコンタクトの男が立っていました。
「千裕さまっ!」
「ほったらかしだと思っていたのはおまえだけだ。
おまえの動きはずっとサーチしていたし、今も何とか間に合っただろ。
ひかるはおまえへの親切心というか真心でもってお節介してたんだ。
どうしてもおまえがほっとけないというから、しぶしぶ放置してただけ。
おまえの親父にも恋愛は自由だといわれたのでな。
ひかるは3ヶ月待たずに返してもらうぞ。いいな。
そっちが契約不履行したんだからな。」
「そうか・・・ふふふ。」
「何がおかしい?」
「さすがひかるがいつも自慢するだけの王子様だなと思ってさ。
このまま千裕が来なかったら、僕の妻にする記念日となったのに。
いいよ。ひかる・・・母さんの家まで付き合ってくれてありがとう。
ひかるがいない間に父さんから電話があって、母さんのことも話したんだ。
千裕が父さんに僕のことを告げたのもきいてた。
僕はもう大丈夫だから、気にとめる必要なんてないよ。
じゃあね。どこでも出ていきたまえ。」
「ユウヤさん・・・お元気で。」

