「ん……」 ふと目を開け、辺りを見回すと秋人は居なくなっていた。 物音がする方を見ると、美沙が何かを記入していた。 「イトちゃん……今何時?」 「えっ!?」 声を掛けられた美沙は、急に話し掛けられてビックリしたのか、目を真ん丸くしている。 いや、それだけじゃない。 開いた口が塞がらないのだ。