浅い眠りの中で、ふと目が覚める。 何か夢を見ていた様な気がするが、ぼんやりとしか思い出せない。 ベッドの左にある、カントリー調のサイドチェストの上に置かれた時計に目をやると、ちょうど七時を指している。 少し寒気がしたので上体を起こして窓のほうを見ると、淡いピンクのカーテンが風で揺れていた。 そして、眩しすぎるほどの陽射しが部屋全体を明るくしてくれていた。