"11時に××駅前集合"
それがイブと決めた待ち合わせ時間に場所で、道留君にもちゃんとこの時間で大丈夫かと聞けば「もちろん大丈夫」と。
卒倒しそうなほどのキラキラと輝く眩しい笑顔を浮かべて即答されたあたし。
その笑顔にKOさせられながらも巳陵壱翔は大丈夫なのかと心配すれば「あいつはいつでも暇だから」と、あまり暇してそうには見えないのに道留君はそう言い。
ほんと?って。
ちょっぴり疑いを持って首を傾げたあたしはやっぱり少し嘘だったのか苦笑を零す道留君に「ちゃんと連れてくから」頭にポンポンと手を置かれ約束されたのだ。
――…そして。
『あ、あれって…』
「嘘…!?ヤバい!可鈴泣きそ〜…」
待ち合わせ場所の駅前に着いてすぐ。
あたしとイブの瞳に映ったのはしゃがみ込んでタバコを吸っている巳陵壱翔と。
携帯片手にキョロキョロと辺りを見渡し、タバコを吸う巳陵壱翔に何か話し掛けている道留君の姿だった。


