メガネの裏はひとりじめⅠ




そう、空っぽに近い頭を捻りまくって豆電球が光出た"スネ"道留君の気を引かす方法とは。



勘違いしていたとは言え、あたしが巳陵壱翔とデートするために巳陵壱翔を誘って欲しいと言ったら、それだけで怒って拗ねたあたしのことがすきすきーっな道留君のことだ。



デート出来る。



たったその一言に"ラブラブ"をオマケして付け足し言ってやれば、気を引かすことが出来るとあたしはひらめいたのだ。



うん、ナイスひらめきだあたし!



案の定、道留君はあたしのそのセリフにピクリと反応し、警戒心丸出しだけどチラリ、そっぽ向いていた顔を少しだけこちらへと向けて、下に寝転ぶあたしをジーッと凝視してくる。



『ラブラブデートしよーよ道留君。あたしデートした〜いっ』



ヤだ?



鳥肌が立ちそうだけど。てか立っちゃったけど。



ちょっと気を持ちだした道留君にあと一歩のとどめをと、頑張って猫なで声を出し目一杯に甘えた瞳を疑いの眼であたしを見下ろす道留君に飛ばしてやれば。



「…あんまし可愛いカッコして来ないでねっ!」



あと一歩は頑張った猫なで声でいとも簡単に踏み越えて。



スネ夫モードのまんま、道留君は少しだけ向けていた顔を完全に向けて漆黒にあたしを映し出すと、ぶっきらぼうに胸がキュンとするセリフを言い放つ。