『三木んことはあたしが悪いからもういいのっ』
「いくない!!可鈴が悪いとか意味分かんない」
『三木は別に悪くないってこと。それより道留君の話聞いて欲しいな♪』
ピースサインを作った手を引っ込めて、机にくっ付けていた頬っぺたを離して身体を起こし。
イブと向き合う形で椅子に座り直して"ね?"そうやって首を傾げてやれば、イブは納得いかないといった感じだったけど渋々コクンと頷いてくれて。
三木のことはもう未練もなにもなく、ただの過去となってあたしの記憶に残るだけなのだから、三木のことよりも今はイブに道留君のことを聞いて欲しくて仕方がないのだ。
過去を話すより未来を話した方が楽しいでしょ?
だから――…。
『あのね。道留君ってね、』
だからあたしは、これからの未来を想像しながらイブに道留君と起こった出来事を全部隠さず洗いざらいに話したのだった。
そして、道留君のことをまだ恋として好きになれてないことも含め全て話し終えると、真っ直ぐにあたしを見つめるイブの瞳。
その瞳は何故かキラキラと宝石みたいに輝いていて、な、なんか怖いぃ…。
話の中でイブが瞳を輝かせるような所はあっただろうか。
輝きを含めた視線をヒシヒシと身に受けながら自分が話した事を頭の中でリピート再生し探っていると。
唐突にイブは「可鈴、一生のお願いっ!!」どこか切羽詰まったようにそう言ってきて。
『お、お願い…?』


