メガネの裏はひとりじめⅠ



『……へ?』



ひまの確実に赤い頬っぺたを頭にハテナマークを浮かべながら凝視していると、そっぽを向いていたひながいきなり向き直ってそう言った。


だけどいきなり言われたあたしの口から零れたセリフは間の抜けたそれだけで。


ちゃんと頭の中にひまの声が入ってきたのに赤い頬っぺたの方が気になって、殆ど無意識に言ってしまったことにしまった、と思ったけど時すでに遅し。


ひまはピキッと怒りマークを頭に貼りつけ「聞けよバカ!」あーあーもうおっこんないでよ!



『ちゃんと聞いてるもん!何で今日そんなにイライラしてんの!?』

「別、イライラしてねぇし!気のせいだろうが。てか聞いてんならさっさと答えろよ。」

『(…ムッカぁ。)』



なーにが気のせいだっつーの!めちゃくちゃ怒ってんじゃん。機嫌悪いじゃん。言ってることと態度が真逆じゃん!


矛盾しているひまにあたしもイライライライラ。ムカついてきたもんね。



眉間にシワを寄せて睨むようにあたしを見てくるひまをあたしも負けじと睨み返す。


50分の授業の疲れを癒す休み時間にひまとにらみ合いだなんて、大事な休み時間を無駄に過ごしすぎてるけど。


それでも、今回はいい。特例ってことで。今のひまには絶対負けたくない!