メガネの裏はひとりじめⅠ



いた、イテテテ、ちょ、痛いからね!?バッカじゃん!つーか今ぶさいくって言ったでしょ!ふざけんな女顔。


ひまを僻んでたとかえ、そんなことありえないから。過去のあたしはどうかしてた、うん。ひまなんか、ひまなんか――…!



『…っいったい!バカひま!!』



もう我慢なんかできなくなった。ビシビシ、あたしの大事な大事な頭の中の細胞を殺していくこの暴力女顔にはぷっちんきた。


だから勢いよく顔を上げて、クワッと噛みつく勢いで思わず声をあげてしまったわけだけど。



『(…はっ!)』



僅か数秒あまりで気がついた空気の変化。シーンと休み時間でザワザワしていた教室は静寂に包まれていて。


グサグサ、グサリ。

教室にいるみんなの視線があちらこちらからあたしを突き刺してくる。


ぷっちんきてしまったあたしが思わずあげた声は教室中に響くぐらいでかかったらしく、見事あたしはクラスメートの注目の的。


ていうか今と似たようなことを確か昨日もしちゃったような…?


まさかのデジャブ。もうあたしは学園一おバカな女決定戦を開かなくてもそれはこの場で決定してしまった。あたしが輝く優勝第一位。


ありがとうありがとう。自分のおバカ率のあまりの高さに涙がちょちょ切れます。