少しお聞きしたい。その自信どっからくる。
あたしは巳陵壱翔のおかげで先生にバレないか真っ赤な顔を青くしてそわそわしてるというのに。
チビと貶(けな)されたことも気に留めず。あたしの瞳はキョロキョロ、辺りを見渡して落ち着きゼロ。
だだだだって!バレたら停学になるかもしれないんだよ!?
巳陵壱翔が停学になるのは自業自得だからいいけど、もし傍に居たからってだけであたしと道留君まで停学になったらどうすんの!?
そんなの笑えないから。呪うからね、巳陵壱翔。
なーんて。
そんなあたしの気持ちを知るはずもない巳陵壱翔はスパスパとのんきにタバコを吸い続ける。
タバコの先端からゆらゆら立ち上る紫煙が秋晴れの空にはなんとも不似合いで。
だけどタバコを吸う姿はめちゃくちゃ絵になってて。
憎っっき敵だけど、道留君には敵わないけど、イブが惚れ惚れするのが頷ける完璧な容姿は認めざる得ないのかな――…
「あーあーあーあー。あ〜。」
…って、ぎゃあ!みみみ道留君!!ダメダメダメ!お口チャック!!


