え、ええ?ど、どどどうしちゃったの道留君!!その声なに!?へ、変だよ…?かなり。
男の子らしい低い声をしていた道留君の声の変わりようにパチパチ、瞬き。びっくりしすぎて言葉も出ないあたし。
『…、』
ほんとに、どうしたの。道留君。
瞬いて、瞳は真っ直ぐ道留君を。耳は巳陵壱翔の声も入るけど殆ど捕らえるのは道留君の変な声。
昨日と一緒で巳陵壱翔とギャーギャー言い合う道留君の口から出る言葉はどれも悪いものばかり。
それは巳陵壱翔も同じだけど、でも道留君は声がめちゃくちゃ変だから。悪い言葉も変な声で怖さ半減。ていうかゼロ。
逆に声と言葉がちぐはぐすぎて笑いを誘われる。巳陵壱翔。何故笑わずふつうに言い合えるのだ。
『…っふ。あ、ははははっ。』
びっくりの壁を越えて。聞いていた変な声に頭の中を侵略されたあたしは耐えきれず笑う。それはもう遠慮もなしに盛大に。
む、無理っ!高すぎるよ〜っふはっ。道留君おもしろすぎ!!こんなモチネタあったなんて!朝から愉快すぎる。
言い合っていた二人は、お腹を抱えてケラケラ笑うあたしを見て一度口を閉ざす。
と。
「おい。バカ笑いされてんぞ彼氏。」
「…、」


