そのあと、マユミと解散して トボトボと重いあしどりで家へと帰る。 マユミのせいで、爽のこと 変に意識しちゃうじゃない。 そんなことを思って歩いていると 階段の近くに見慣れた奴がいた。 …噂をすれば、ってやつかな。 声をかけようと少し早歩きした足が 階段の少し前で止まった。 「大丈夫ですか?」 「あぁ…、ありがとう。悪いねぇ」 おばあさんの荷物であろう物を持った爽が おばあさんを心配しながら、階段を昇っていた。 .