渚が死んでいないのも確認できた。





「ディーネル。お前魔界と人間界の狭間の王になったんだろ?」





「そうよ。」





「なのに人間界に来ていていいのか?」





これは一番重要な事だ。





「あぁ。それは大丈夫よ。狭間に住んでいる住民はまともだったから。心配になればいつでも帰れる。だから…あたしあなたの暮らしてもいいかしら?」





ディーネルから言われた。




今となっては魔物は嫌いではない。





だからこそディーネルは大切な存在だ。





「当たり前だろ?暮らしてもいいぜ。」





「本当に?ありがとう。來人。そして謝罪するわ。あたし來人に会ってひどい事したわ。そして魔物との戦いに参加させてしまった。本当にごめんなさい。」





ディーネルが謝罪した。