良くんからの電話は、嘘でも夢でもなかった。 15分もしないうちに良くんからの、着いたよメール。 急いでドアを開けると、ドアの前に良くんが立っていた。 「…っ良くん!!!」 思いっきり良くんに抱きつく。 良くんもあたしのことを抱きしめてくれた。 「ほんと?ほんとに戻ってくれるの?」 「ほんとだよ、ゆい。待たせてごめんな」 あたしがゆっくり顔を上げると、良くんは優しくキスしてくれた。