僕らの宇宙戦艦奮闘記


「こういうのは、佐々木君の方が得意なんじゃないの?」


 タッキー(マッキー?)から、そんな声が飛んでくるが…。


「佐々木君まで抜けるとつらい。」


 カルラから珍しく漏れる本音だった。


 実は、今年のICI組は例年より、一人少ない。


 それは、佐々木とカルラという二人がいることが大きい。


 ピーチダックの操縦は、それこそ一台動かすだけでも、相当の訓練と知識がいる。


 しかし、佐々木君もカルラも同時に複数を動かすことが可能…つまり、カルラが普段艦橋にいられるのも、そのおかげなのだ。


 ただ、佐々木君を天才と呼ぶなら、カルラは化け物。


 その差は小さいようで大きい。


 それが、カルラが司令官で佐々木君が副司令の大きな理由である。


 カルラさえいなければ、佐々木君も十分天才司令官として、名を馳せていただろうにな。


「影山さん…シャドー呼ばれているんだ…。」


 そうだね。かっこいいね。