ちゅーして♪


『いや俺も今日気付いたんだけど、
加々見が行った学校だったら里久の成績でも十分だったんだよ。
加々見バカだったから。』

「それきっと儷さんだけには言われたくなかったと思いますよ??」

『お前もいたいとこつくな!!
まぁ、今日一日見てて里久の態度が明らか実咲に対してだけ違うんだよ。
それに、実咲が好きなのも里久だしな…
そうするとお前に頼むしかないじゃん??
好きじゃない女を好きな奴の前で守るのって辛いんだよ…
俺も辛かったし。』

「で、俺ですか。
わかりました。事情も理解しましたし…
儷さんが無理な時は俺が見てます。」

『サンキューな…
あっ、下で瑠璃が呼んでるからもう行くわ。
里久のこと応援してやれよ。
じゃあな。』

「はい。」


まさか里久がホントは美咲のこと好きだったとは…
いつからだろ…

中学時代は4人とも同じ部活だったし??
瑠璃と美咲もバスケうまいんだよな…

そーいや大会の時男子の男子選手のミサンガを女子選手が名前入りでくくってくれたんだよな…

俺の分は瑠璃がKAZUKI Fightって…
で、大会で最後のシュートして優勝した瞬間に切れたんだよな…
全国一位になれてさ…
嬉しかったな。

そんときに里久のを作ったのは実咲か…
同じように作ったつもりが出来てなかったんだよな…

RIKUしかできてなくて…
実咲ごめんねって泣きながら渡してたっけ…
まぁ名前が入ってたのは俺らだけだったけどな…

実咲は超が付く不器用なのによく頑張ったよな…

~♪~♪

また電話か…??