「この子なんだが…」

「あらっ…
初めまして♪お名前は?」

「瑠璃…」

「瑠璃ちゃん?
私は藍那。瑠璃ちゃんは何歳?」

「今は7歳。」

「1年生?」

「ううん。
2年生。」

「そう…
ちょっと待ってて… 」


「??」

「儷~ちょっときて~」

「なぁに?
母さん。」

「この子と仲良くしてあげて?
お隣の瑠璃ちゃん。 」

「瑠璃?
僕は儷。3年生なんだ。」

「れ…いくん?」

「うん。」

「なぁ…貴臣。」

「なんだ?恵介。」

「瑠璃ちゃん。
俺たちに任してくれないか?」

「お前がいいなら…
後は瑠璃ちゃんだな。」

「それなら…
儷…ちょっと。」

「ん? 父さん? 」

「おまえ…
瑠璃ちゃんと仲良くできるか?」

「できるよ?」