「いや、俺は百合のじゃねぇから。
あくまでも瑠璃のもの。

塚、お前がうるさいから瑠璃起きちゃったじゃん。
どうしてくれんの??」

わー…
この人責めちゃってますよ…

「知らないわよ!!
別に瑠璃が起きても私は困らないわ。」

うわー…
超自己中…

「黙れ自己中の分際で…」

うん正論だね。

「瑠璃のほうが自己中です。」

おかしいこと言ってるね。
そろそろ止まらないかな??


「いや!!
儷君はあげないもん…
それに儷君はモノじゃない…
人間なんだよ!!

このデブ!!
顔と声があってないんだよバーカ!!」

ワォ、ナンカレイヨリスゴイコトイッチャッテルヨ?
ダイジョウブナノルリ??

「あんただって…
デブじゃ…」

「あたしは太ってないから。」

「「瑠璃はもっと太れ!!
今にも折れそうだから!!」」

「ムカつく!!」

「トイレに案内してあげようか??」

「馬鹿にすんな!!
キモおん…」

「「瑠璃はキモくねぇよ??」」

「もう言い返せないの?
年上のくせにだらしない…」

「百合…
もうお前の負けだよ…」

「まだよ!!
春休み中はこっちにいるから!!
その間に必ずあんたをぎゃふんと言わせてやる!!」

まぁ…
そんなことがあって春休みはどこにも出かけることのできないまま…

あいつらは新学期を迎え、
百合は国に帰って行った……。