「儷~
会いたかったよ~

ねぇ、わたしと結婚して??」

「ヤダ。
俺は瑠璃と結婚すんの。」

あっ…
コイツ言っちゃったよ…


「瑠璃ってあの居候の瑠璃のこと??」

「あぁ、今俺ら付き合ってるから。
今も2人で寝てたんだけど…
なんかしたが騒がしくて起きちゃったからさ…

瑠璃が起きる前に静かにさせようと思って。」

あぁ~素直に話しちゃったよこいつ…
馬鹿じゃねぇの??

「許せない…
わたしから儷を奪うなんて…
居候の分際で何考えてんのよ!!」

怒りだしちゃったよ…


「塚、お前ホントに百合か??
かなりデブってるんだけど……
偽物じゃね??
だって俺別にお前のこと怖くねーもん」

「デブぅ!?
どこが太ってるって言うの??
どうせ瑠璃のほうが…」

ガチャ…


「どうしたの??
上まで声聞こえてるよ??
誰かお客さん??
あたし邪魔じゃない??」

ワォ、カナリバットタイミングダヨルリ。


「あなた誰??」

「あっ…
お客様ですよね??
あたしこの家の人じゃないんで…
もう帰りますから安心してください。」

「そーじゃなくて…
あんた誰よ。」

「えっ…
霧咲瑠璃ですけど…」

「あんたが瑠璃…」

「あれ…
そのアニメ声どっかで…」

「わたしの儷返してちょうだい!!」

「百合さん…」

いや…
儷はお前のじゃないと思うよ??