恋色想い






「碧衣…、」




静かに海の音を聞いていると、ポツリと颯が言葉を紡いでいく。






「?なぁに?」



私が首をかしげると、颯は私から一瞬目を逸らしてから、




…それから、私の目を見据えて、言ったんだ───…







綺麗な夕日と海の中で…