恋色想い





それから、毎日のように颯とコミュニケーションを取った。





学校での愚痴とか、家でのこととか、なんでもない世間話。


だけど、颯とならどんな話題でも楽しかった。






「もしもし?」



「あ…俺。どう?今日は。なんかあった?」






いつも颯は私の愚痴を聞いてくれた。
颯の低めの声でどう?って聞かれると、いつも本音が漏れてしまう。