ため息の主は、多分同い年くらいの男の子。 別の高校の服を着ている。 「アンタも疲れてんの?」 これが、私と彼の最初の会話だったね…── 「まぁね。」 私たちは顔を見合せてクスッと笑った。 なんだか疲れが一気にとれる気がした。