店をいくつか回ったところで、釉梨は寂しそうに笑った。 「…私、颯への最高のプレゼント、用意したんだ。」 「え? いいよそんなの。ってか、釉梨は何が欲しいんだ?」 「…ここで渡すのもやだから、公園に行こう!」 釉梨はそれだけ言うと、スタスタと歩き始めた。 いったいどこに行くんだ…?