恋色想い






「ごめんね、颯…。」

そのたびに、釉梨は謝る。
何に対して謝ってるんだろう。
その時は、よく分からなかった。





「釉梨、もう休めよ。あんまり起きてると、体に障る。」



釉梨から視線をそらしながら、俺は無理やり釉梨を休ませた。

釉梨とキスするたびに、なぜか罪悪感に苛まれる。
いけないことをしている気になるんだ…。





「じゃあな、釉梨。また明日。」




それだけ言うと、俺はそそくさと眺めのいい、個室の病室を出た。