*颯side* 「颯!!」 俺がドアを開けると、やわらかくて高い声が室内に響いた。 「大丈夫か?」 声をかけると、天野釉梨(あまの ゆうり)はふてくされたように頬を膨らました。 「うちの親、過保護なのよ…。このくらいの発作、すぐにおさまるのに。」 「釉梨のこと、心配してくれてのことだろ?そう言うなって。」 釉梨は、心臓病を患っている。 軽いものらしいけど…。 そんな釉梨と付き合い始めたのは、もう大分前だ。