「…そうだよな。俺、碧衣に、自分のこと、ほとんど話してなかったよな…。」 知りたい。 私が言うと、放課後、夕焼けの中で颯は苦い顔をしながらそう言った。 「碧衣のこと、ちゃんと好きだから。」 目を細めながらそう言うと、颯は静かに話し始めた──…