恋色想い




「じゃあ…またね。」

玄関先まで送ってくれた颯に、お礼を言って手を振る。



「あぁ。また明日。」

微かに笑って、颯は私に背を向けた。





その背中を見て、ちくりと胸が痛む。
…その原因は何なのか、自分では分からなかったけど。





私の首では、小さなピンクゴールドのハートがゆれている。

それをぎゅっとにぎりしめて…
私は小さくなる颯の背中を見送った。