恋色想い






ガチャン

オートロックの鍵が開くおとがした。
…お兄ちゃんが帰ってきたんだ。




トントン、と階段を上がる音がする。
お兄ちゃんはそのまま自分の部屋に籠もるのが最近のパターンだ。




…颯と何があったのか聞きたいところだけど、お兄ちゃんに話しかけても無視がオチだ。


聞けるワケないよね…。




仕方ない、自分にそう言い聞かせて、私は夕食作りに再びとりかかった。






ガチャ
リビングのドアが開く音がした。
お兄ちゃん…?
珍しい…。

飲み物でも取りにきたのかな…。
でも私が余計なことしないほうがいいよね…。