青空の紙ヒコーキ

「はる?
なんか…あった?」


優しい声が耳に残る。


「なんもないよ?
それより、こんなにチョコもらってどうすんの?」

「どうしたらいいんだか…
こんなに貰ったこと…今までないし。」

「ほんっとすごいんだから陽の人気は…」



あたしと陽が一応…つっ…付き合ってるってことは周知の事実なはず。
あたしと陽が、屋上で話した日に手をつないで帰ってたのを目撃されたり、陽が緋那にあたしが陽の彼女だって言ったりとか…

ていうか他にもあるけど…
主に陽がキッパリ態度で示してくれていた。

まぁあたしがなんか…変なせいで、両想いっぽいことはしてないけど…
むしろ友達だった頃より今は、よそよそしく見えるかもしれない。



だからなのかな…
でもあれだけ陽が言ってくれたのに、これだけチョコがあるってことは…
あたしは彼女として周りに認識されてないってことじゃない?


陽の机に上がっているチョコの差出人の名前をちょっと見てみると、可愛い子ばかりからだった。

またあたしは自信を失う。

俯いたあたしの顔を、陽が覗き込んできた。


「ねぇはる?」

「ん?」