青空の紙ヒコーキ

* * *

本日2月14日。
あたしは教室に入れないでいる。


「梨絵…あたし今日もう教室入りたくない…」

「なんでよ?今更。」

「今更でもなんでもいいからあたしを家に帰してー!!」

「無理無理。諦めなさい。」

「はる?どうしたの?なんで教室入んないの?」

「陽!!」

「陽くん、おはよう。」

「笹川さん、おはよう。」

「今日は陽くんの机、すっごいことになってそうだね。」

「そんなことないって。」


あたし…見たくない。
だって絶対陽の机は…


「すっごいことになってたね。」

「笑えない…。」

「ちょっとすごいね…これは。俺もびっくり。」


ホントに笑えない。
だって机に乗り切れてないもん。

あたしの隣には苦笑いを浮かべる陽。

そんな陽と目が合い、あたしはとっさに逸らす。

逸らしちゃダメって分かってるのに…

だって今日はちゃんと言うんだから。

そう決めてきたのに…。