青空の紙ヒコーキ

* * *


「お・い・し〜っ♪」

あたしはチョコバナナパフェを頬張る。

「クリームついてる。」

陽があたしのほっぺについたクリームをとる。

「食べる?」

クリームのついた指をあたしに差し出す。

あたしは迷わずぱくついた。

「ん〜おいしっ♪」



「あのさぁ…」

「ん?」

梨絵が口を開いた。

「見てるこっちが恥ずかしい…」

「笹川…気持ち分かるわ。」

「何が?」

「ほらぁ…周りがざわついた。」